森と水

「森と水」は、オーナーのaki(これを書いてる私、三井明高)の事業全体を表す名前です。 

最初は森と水ワイルドアウトドア(当初「森と水アウトドア企画」)としてアウトドアガイドツアーをやっていました。2002年の春スタートだったと思います。現地調達系のマニアックなツアーです。今も細々と続けていますが、お客さんからの要望があってやるときや、自分やスタッフ・シェアメイトのお楽しみ&食料集めをやるときに外部のお客さんも呼ぶ、という形が増えてきました。

2011年に森と水バックパッカーズ(当初「森と水バックパッカーズホステル」)を営業開始。今は森と水バックパッカーズ&シェアハウス。

 

最初から「自分の力で生きていく」スタッフとお客さんをイメージし、オープン前の忙しい時から自給を目指して畑作業をやりました。

 

2020年からコロナの影響でゲストハウスとしては営業縮小し、シェアハウスを中心とした。

 

ときにはバックパッカーズスタッフを畑作業や乙の焚き火に連れていったりした。

 

2024年4月で経営から手を引き、新オーナーに引き継いだ。

だんだん畑作業や食料自給に興味を持つスタッフが増えてきて、業務の一つとして畑作業をするようになり、「森と水ファーム」と呼んでいます。現在販売はほとんどしてません。

畑は長野市中心部のaki自宅(丹波島)1.5アール、真島地区7アールほど。乙の農地18アールのうち家の下に鶏小屋があり、日々管理する畑があります。東の斜面の下半分はワラビ自生畑、上部にはタイニーハウスがあり、中ほどを芋類や小麦、菜の花類などあまり手をかけない作物を育てています。

2017年には高山村で養鶏を開始(ひよこから)。バックパッカーズから遠く、スタッフ一人で世話したので苦労をかけました。これが自給の家「乙」開始を早めるきっかけとなりました。2018年4月、シェアハウスとして整備中に鶏を移動して養鶏開始。現在「乙」では産卵率の低い廃鶏などをもらってきて飼っています。

そして森と水ファームを拡大しようと物件を探し、この「森と水 自給の家 乙」を作りました。

最初「(自給農)シェアハウス」と名付けました。何人かでやることによって、畑も養鶏も負担が軽くなり、自給活動が楽しくできるからです。また生活を共同でやるメリットもあり、田舎暮らしをやりたい・始めたい人にはとてもいいと思います。ただ整備を始めてみて、カタカナの「シェアハウス」という名前から想像されるようなイマどきの快適さを期待されると困るし、むしろ自分の力で生きることを楽しむ人に来てもらいたいと思い、「自給の家」と名前を変えました。やるのが畑だけじゃないので自給農という言葉も外しました。

今のところ、自給の家のメンバー(住人)とバックパッカーズスタッフとakiの家族を含めて食べ物をなるべく自給することが目標です。

 

経済的にも自立したい。住人が日々消費する食費や水道光熱費などは実費を負担してもらっています。将来は、共通的な経費(農作業消耗品費、Wifi、自治会費など)の分も負担できれば乙のメンバーだけで運営できるようになる。人数が増えたり加工品などの収入源ができれば、居住者の金銭的負担を減らすこともできる。男性用の家、女性用の家、元気な高齢者用グループホームなど拡充できればいいなあ、と夢見ています。

 将来はこのコミュニティで活動して生きていきたいし、環境問題に対する実践的な発信をしてゆきたいと思っています。

 

 

 

2019年4月、民泊開始。体験希望者や入居検討の方がいれば、共同作業に加わってもらい、酒を飲んでいます。