知人のつてでオスの廃鶏を17羽いただけることになりました。
養鶏家かと思いきや米農家の方でした。ポニーを3頭飼っていたり、鶏を自家孵卵させた経験があったりといろんなことに挑戦されているそうで、お話が面白かったです。
頂いた雄鶏は一時的に乙の鶏舎に移動させませした。17羽を3日かけて捌きます。
移動させた直後の様子。頂いた雄鶏(左)と乙の雌鳥(右)できれいに別れました。なんともいえない緊張感がありました。
初日は5羽締めて捌きます。
つい先日しりあった筑北にお住まいの田村夫妻に鶏を捌く話をすると興味があるとのことで、お越しいただいて一緒に締めるところから解体までやりました。田村夫妻は2人とも狩猟免許をもっており、イノシシや鹿はとどめを刺して捌いたことがあるようですが、鶏は初めて。動物の体温や鼓動が伝わる中で締めるのはなかなかセンセーショナルだったようです。
田村さんには鶏の締め方や解体のしかたなどをお伝えする一方で、僕等も先輩猟師である田村さんに鹿や猟についていろいろとお尋ねしました。こういう技術をシェアできるって嬉しいことだなあと思います。
3日目はオーナーの奥さんが体験しに来ました。
鶏が肉になるまでの過程を生で見ると、スーパーに行ったときの精肉コーナーのイメージが少し変わると思います。今年は鶏を締めて捌くワークショップを開催する予定です。ご興味をお持ちの方はお気軽にご連絡ください。
締めた鶏は湯漬け、羽むしりをしたあと解体作業をします。
もも、むね、手羽、レバー・ハツなど部位ごとに分けて保存します。
鹿肉に続き鶏肉が手に入ったので冷凍庫がいっぱいになりつつあります。
鶏ガラをふんだんに使って鶏ガラ出汁を作りました。薪ストーブで6時間以上煮込むとかなり出汁がでました。
手前は鹿と鶏のレバーとネギの炒めもの、奥は鶏の精巣です。
精巣は白子のような味。去年からカメムシ、雀、蜂の子、鹿の脳みそ、鶏の精巣と珍味を食べる機会が多いように思います。
麹作り3回目。鶏締めと同日に行ったのでなかなか忙しい日となりました。
今回は米3キロ(約2升)に対して麹菌6.2グラム使用しました。
3回目もまずまずの出来に仕上がりました。
3回やってみて手順は理解したので、しっかりものにするために1人でやってみたいですね。来年あたり(笑)。
鹿も1頭捕れ十分肉もあるので、あまり積極的に猟を行う必要もないと判断し罠を数箇所回収しました。
来週は味噌作り。発酵は面白い!
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